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Author:taka
2005-2007年までバンコクの大学院(修士)へ留学してました。専攻はタイ地域研究。修論はタイ映画、タイ現代アートを含むタイ現代文化についてです。2008年2月に日本へ本帰国し、現在、就職活動中です。

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SIAMESE INDY
อินดี้ & ยินดี なこと。タイの映画とかアートとか。
今夜の日曜洋画劇場はタイが舞台の『沈黙の聖戦』
今夜(8月31日)の日曜洋画劇場(テレビ朝日)はスティーブン・セガールの『沈黙の聖戦』。
どうやらタイが舞台らしいですよ。(私はまだ観てないので本当にタイで撮ってるのかはわからないですが・・・)

これだけあらすじにタイって書いてあればタイで撮ってるでしょうねぇ。
というわけで今夜チェックしてみます(笑)

映画の内容はこちらから。
テレビ朝日 日曜洋画劇場ホームページ

『イティム・ダーイネー』に出演する日本人女優さんって?
先日ユタート監督の新作には日本人女優も出演!で書いた『อีติ๋มตายแน่(英題:Kill Tim)』に出演される日本人女優は明日果さんという方だそうです。

明日果さんってどんな方?と思っていたらブログを発見しました。
明日果さんのオフィシャルブログ

またタイの観客向け明日果さんのインタビュー映像がYoutubeにあがってました。
話し方やしぐさなど、本当にいまの若い人って感じですね!かわいらしいのでタイでも人気者になること間違いないでしょう。これから大活躍が期待されますね。よくつかうタイ語は「バーバーボーボー」と「ドーレー」!(笑)

日本語で話されてます(タイ語字幕付)。



撮影メイキングの映像もあがってました。楽しそうな現場です。



映画の仕上がりが楽しみですね。


Reminder:今日からですよ!12th Thai Short Film & Video Festival
私の超、激、ギガント(←使い方あってるかな?)おすすめ映画祭ですので、リマインドします!

shortfilm.jpg
copyright: Thai Film Foundation

第12回タイ短編映画&ビデオ祭は今日の夕方からですよ!

お昼休みにタイからこのブログを読んでくださっているあなた。
今夜は映画でもいかがですか?(ただしオープニングは公式プログラムによると要予約(プログラムの一番下に記載)のようなので、一応プログラムにある連絡先に確認をいれておいたほうがいいと思います)

今朝、主催者からもらったメールによるとオープニングのチケットはもうかなり少なくなっているそうです!

もちろんオープニングを見逃しても、週末もたっぷり楽しめますよ(こっちはもちろん予約なしで)!

しかも会場はまだできたてホヤホヤのBangkok Art & Culutre Centre。
映画関係のイベントとしてはこれが初めてだそうです。

今年は16日間と、例年より期間も長いですし、
ぜひ皆さん、気軽に訪ねてみてください。

思わぬタイ映画界の奇才(の卵)に出会えるかもしれません。

詳しくは
12th Thai Short Film & Video Festivalがキター!

公式ホームページはこちら。英語もあります。
12th Thai short film and video festival 公式ホームページ

2008年のSilpathorn Award Visual Art部門はAraya Rasdjarmrearnsookさん
以前、2008年のSilpathorn Award映画部門はノンスィー監督!にて、今年のSilpathorn賞についてちょこっと書きましたが、映画部門以外にも注目したいアーティストさんがたくさんいます。

昨日、ピナリーさんをちょこっとご紹介したので、今日はタイ女性アーティストつながりとでもいいましょうか。私もずっと気になっているアーティストさんなのですが、たまたまDaily Xpressさんで記事を見つけたこともあるので、Araya Rasdjarmrearnsookさんに注目!Arayaさんは「死」をテーマにした作品を数々と発表されている女性アーティストです。実は私がまだいち旅行者としてタイに来ていた2002年に偶然、バンコクのナショナルギャラリーでArayaさんの"Why is it poetry rather than awareness?"展と出会い、度肝を抜けれた記憶があります。死体の服を着せ替えさせたり、死体へ詩を読みきかせる作品を含め彼女の作品はタイ国内でも批判や賞賛を含め多く批評されています。また90年代には女性をテーマにした作品をつくっており、タイの女性アーティストのパイオニア的存在としても注目を受けています。

現在、チェンマイ大学で教鞭をとっているArayaさんですが、チェンマイ大学はやはり国際的な評価の高い故Montien Boonmaさんが教えていたところで、彼の学生であったNavinさんをはじめとして多くの面白い、特に発想が斬新なアーティストを輩出している大学。以前、チェンマイ旅行に行ったときにキャンパス内を散策したのですが、広大で山に囲まれてとっても素敵な大学でした。

友達にも、タイの現代アートのことを知りたきゃチェンマイに行かなきゃ、といわれるくらいアツい地。私も一度、ゆっくり滞在したいと思いながら、そんな暇もなく留学を終えてしまいました。Pandit Chanrochanakit先生(ラムカムヘン大学の先生)がハワイ大学の博士論文としてかかれた『The Siamese. Diorama and the Thai National Imaginary in. Contemporary Thai Art』はArayaさんやNavinさんの作品を含めてチェンマイベースのアーティストについて詳しくてとても面白いです。おすすめ。

Daily Xpressの記事:

ARTS/CULTURE: Death and Bravery
SILPATHORN AWARDS National treasures

さらに詳しくArayaさんについて知りたい方、作品をみてみたい方はWeb上タイアートミュージアムの
RamaIX Art Museumがおすすめ。ここのデータ量はすごいです。

Rama IX Art Museum: Website of Thai Contemporary and Modern Art


「現代美術への視点6 エモーショナル・ドローイング」展@東京国立近代美術館
まだ行ってないのですが、近いうちにと思ってます。

8月26日から東京国立近代美術館企画展ギャラリーで「現代美術への視点6 エモーショナル・ドローイング」展がオープンしてます。展覧会の意図は「アジア、中東出身の作家16組の作品により、今日のアートにおけるドローイング的表現の現状や可能性を検証しようとするものです」とのことで、アニメーションやインスタレーションもあり、アジアの現代アートに関心の強い方にはまさにうってつけの展覧会でしょう。

タイからは女性アーティストのピナリー・サンピタックさんが参加しています。女性の体、特に乳房をモティーフにした作品が有名で、ナウィンさんやタムさんと同様、日本でかなり知名度の高いタイアーティストのおひとりですのでご存知の方もいらっしゃると思います。筑波大学芸術専門学群デザイン専攻視覚伝達コース卒業されています。

さらには2006年のTemporary Art Museum Soi Sabaiでバンコクにいらっしゃり、momokomotionのCDジャケットやトムヤム プラーディプ展でタイでも大人気の奈良美智さんも参加してます。Temporary Art Museum Soi Sabaiのクロージングパーティーにいったときに奈良美智さんの姿を発見し、本当にびっくりしたのを覚えてます(バンコクに行く前から奈良さんの作品はずっと好きだったので、まさかここで本人に出会えるとは!もちろん、雲の上のような存在でしたので話しかけることはできませんでした・・・。)

タイ以外のアーティストの作品も面白そうなのがたくさんですよー。これは絶対にいかなきゃ。
会期は2008年8月26日〜10月13日。11月には京都へ巡回します。

参加されている作家さんなどの詳細は、東京国立近代美術館のホームページからどうぞ。

東京国立近代美術館 現代美術への視点6エモーショナル・ドローイング

またピナリー・サンピタックさんの作品は、東南アジアの現代アートを扱っているArt-U Roomさんのホームページからも見られます。タイ・アーティストではピナリーさん以外にも、カミン(Kamin Lertchaiprasert)さんの作品を扱っており、タイ留学する前に展示会にうかがったことがありますが、すてきなギャラリーです。東京でタイアートを楽しめる希少なスペースです。

Art-U Room: ピナリー・サンピタックさんの作品

ハリウッド版『Bangkok Dangerous』来週いよいよ公開!
以前、『レイン』のリメイク版ももうすぐか!?でも書きましたハリウッド版『バンコク・デンジャラス』がいよいよ来週リリースです。

Bangkokdangerous.jpg
copyright: Saturn Films

ダコログさんによると、タイでは来週9月4日から。アメリカ(北米)でのリリースが9月5日だから、どうやらタイが世界で一番早く公開されるみたいですよ。舞台もバンコクですし、タイ在住の方はいち早く観て是非優越感に浸って欲しいです!(タイの場合、映画は基本的に木曜日に入れ替わりますからね。)

タイ版『レイン』のパワリット・モングコンビシットとハリウッド版『バンコク・デンジャラス』のニコラス・ケージ。年齢も違うし、もちろん国籍も見た目も全然違うから果たしてどう仕上がっているのか気になりますね。日本でも公開されるといいですが・・・(せめてDVD化だけでも!)。パン兄弟によるセルフリメイクです。

タイ&北米在住の方はお楽しみください。

Bangkok Dangerous 公式ホームページ(英語)

日本に住んでる我々は、トレーラーで我慢しましょう・・・。


ユタート監督の新作には日本人女優も出演!
『早春譜』『キング・ナレスワン』の矢野かずきさんや、『The Odd Couple』の大関正義さんといったタイをベースに活躍されている日本人俳優さんに加えて、最近では『夏休み ハートはドキドキ!』の蒼井そらさんや『The Coffin』の渋谷亜希さんといった日本で活躍しながらタイ映画に出演される方も増えてきました。さらにそこにもうひとり加わりそうです。

ETimTaiNe2.jpg
copyright: Sahamongkol Film International

今年の10月に公開予定のユタート(Yuthlert Sippapak)監督の新作『อีติ๋มตายแน่』では、主人公ウドム・テーパーニットさんに恋をする日本人旅行者役をASUKAさんという日本人女優が演じているそうです。

ユタート監督といえば、今年の『The Last Moment (Rak-Sam-Sao)』が大ヒット。すでに『キラー・タトゥー』やBuppah Rahtreeシリーズでかなり高い評価を受けている中堅の監督さんです。そしてウドム・テーパーニット(ノート)さんといえばスタンダップコメディアンとしての成功のみならず、アーティストとしても大活躍されている方です。横浜トリエンナーレにソイプロジェクトの一員として参加したり、著書が日本語に翻訳されていたりとなにかと日本とも関わりの深いマルチタレントの持ち主。映画俳優としてもあのチャトリーチャラーム・ユコン監督の『Box』をはじめ、『Loveaholic』『Bus Lane』といった作品で主演を務めている旬な映画俳優さんでもあるのです。ちなみに現在、サイアムスクエアにある劇場Lidoにて、ノートさんの最新スタンダップコメディ(ディヤオマイクロフォン7)の公演を隠し撮りした(=舞台の裏を追った)ドキュメンタリー映画『แอบถ่าย เดี่ยว 7』が上映中です。

eb_deaw.jpg
copyright:สันติ แต้พานิช

またこの『ディヤオマイクロフォン』シリーズはDVD化もされているので、日本で楽しむこともできますよ(もちろん最新版はまだリリースされてませんが)。

ノートさんについてはこちらが詳しいです→Wiki:ウドム・テーパーニット(日本語)

ユタート監督とノート・ウドム、そんなゴールデンコンビが作る映画となれば注目されないわけがない!タイではアオイ旋風の次はアスカ旋風が吹くかもしれませんね。

ノートさんが金髪ムエタイボクサーで舞台はパタヤ。ユタート監督には珍しいロマンチック・ラブコメだそうで、へぇ〜、どんな風に仕上がるのか今から楽しみです。DekNangの記事を斜め読みした感じだと、プロジェクト自体はかなーり長いらしいです。ようやく完成が見えてきたんでしょうかね。

うーん、早く観たい!。

詳しい内容はこちらの記事をどうぞ(タイ語ですが写真がたくさんあります)。

DekNang:"อีติ๋มฯ" มาแน่ ลัดคิวฉาย 9 ต.ค. นี้

Thaicinema.orgの掲示板:ความคืบหน้า กองถ่าย อีติ๋มตายแน่ - ปิดถนนเมืองพัทยาถ่ายทำ

〜追記:さらに詳細です〜
Thaicinema.org : อีติ๋มตายแน่
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

トレーラーもかなり気になります!



12th Thai Short Film & Video Festivalがキター!
いよいよこの時期がキタ━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━ (←使ってみたかったんです 笑)
毎年恒例、タイ短編映画&ビデオ祭です!

shortfilm.jpg
copyright: Thai film foundation

タイで一番長く続いている映画祭、今年は12回目です。

94年に映画文化促進や映画史研究を目的として設立されたNGO団体のタイ映画財団(Thai Film Foundation)によって、97年に立ち上げられたこのインディペンデント映画祭は過去に、『心霊写真』のパークプム・ウォンプムや『レベル・サーティーン』のマシュー・チューキアット・サックヴィーラクル、『フェーンチャン ぼくの恋人』のウィッタヤー・トーンユーンとソンヨット・スックマークアナンらを輩出しており、タイ国内の映画人から最も支持の高い映画祭として追随を許しません。

一昨年も去年もほぼ毎日通い、ほぼすべての作品を見た私は、もうキットゥン・マクマークなのです。
あまりにも見すぎて、毎回流れる映画前のコマーシャルやら頭にインプットされるくらい(笑)。
てか、この時期に日本にいるのが不思議なくらいです。

今年は12周年記念で、いつもの10日より6日も長い16日間の開催!8月29日から9月14日まで。16日間って半月じゃないですか。すごいなー。
しかも会場はまだオープンしたてのBangkok Art & Culture Centre!うぉー行きてぇ。

今年も面白いプログラムがたっぷりです。
タイ映画好きはもちろんのこと、あまりタイ映画を観ない方をも十分に満足させてくれる世界からの来た質の高い短編映画も上映されます。ぜひ皆様足をお運びください。

詳しくは公式ホームページをみていただくとして、
みどころを簡単に記します。

・オープニング(要予約とのこと)
オープニングは毎年、力の入った作品が上映されますね。今回私が一番注目しているのは、Sompot Chidgasornpongse監督の『Diseares and A Hundred Year Period』。アピチャッポン監督の『世紀の光』で第二助監督をしていたSompot監督が、その検閲へのレスポンスとして作った短編作とのこと。どんなんなのか気になります!

・Electric Eels Showcase
バンコクベースの独立系のフィルムプロダクションElectric Eel Filmsの作品が上映されます。電気うなぎプロとでも呼びましょうか?(笑)
タイ国内外の短編映画祭で評価をされている作品を製作しているプロダクションです。もっとも有名なのは一昨年の短編映画祭でも上映されたアノチャー(Anocha Suwichakornpong )監督がコロンビア大学の卒業制作として作った『Graceland』。カンヌ映画祭にも出品され、アノチャーさんは一躍世界から注目される映画監督となりました(一昨年の映画祭にはアノチャーさんの作品の上映に外国人も結構きてましたし)。ちなみにきれいな女性の監督さんです。今回はアノチャー監督の新作『Like Real Love』も上映されるようです。

・Hamer Salwala Showcase
現在は主に写真家として活躍されているHamer Salwala氏の特集です。80年代後半からインディペンデント映画、実験映画を制作してきたアーティストで、初期の作品を含めて一度に見られるのはレアな機会でしょう。

・Clermont Ferrand Showcase
フランスで一番大きな短編映画祭Clermont Ferrand Film Festivalからのセレクション。Clermont FerrandのプログラマーRoger Gonin氏によるセレクション、ゲストとして映画祭にもいらっしゃいます。すごいなーClermont Ferrandきましたかーっ。

・Queer Shorts:Fluidity and Variety
クィアー短編映画特集。タイってゲイ、レズビアンにオープンかと思いきや意外や意外、クィアー映画祭が開催されてないんですよね(イスラム教国のインドネシアにQ!Film Festivalがあるのに)。実はタイでも以前そういう動きがあったのに、警察や検閲の手が入ったりしたことがあったりと一筋縄ではいってないんですね(詳細:Alternative Love Film Festival in 1998)。最近では短編でも長編でも、そういったテーマの作品はかなり多くなってきてますし、Thai Queer Short Filmといった動きもでてきているし、ある意味このプログラムは必然的な感じがします。

・AIRPLAY UK :The Best in British Music Video
なんかバンコク在住外国人が集まりそうなプログラムですね。

・S-Express
マレーシア、シンガポール、インドネシア、フィリピン、台湾の短編映画プログラム。
めったにみることができない東南アジアの短編作品を観られるこの機会はかなり貴重です。

・Doc Forum
以前のエントリーで書いたパーヌさんの『The Convert』もこのプログラムで上映されます。

・Digital Forum:Low Budget but Enthusiasm
一応短編映画は30分以内の長さなのですが、30分で収まらない作品はこちらで上映されるそうです。

・Competition
もちろんメインはコンペ。

The R.D. Pestonji Award
The White Elephant Award
The Special White Elephant Award
The Duke Award (Documentary)
The Payut Ngaokrachang Award (Animation)
The Kodak Filmschool Award (Cinematography)
The International Competition Award
The Special R.D. Pestonji Award (Inspiration by R.D. Pestonji)

とたくさんの賞があります。

ここからまたタイ映画界の新たな才能が生まれることでしょう。私は昨年、一昨年とコンペを中心に見てました。
ちなみにインターナショナルコンペには、日本の壺見高校さんの『Place』という作品も上映されますよ。釜山アジア短編映画祭やポケット映画祭でも受賞されている実力派の方のようです。

あああああ、こんなん書いていたら行きたくなってしまいましたー。
在タイの方、夏休みでタイに行かれる方、日本の短編映画祭関係者の方々、
私の分もぜひお楽しみください〜。

平日は17時〜、土日は昼からととても通いやすいスケジュールです。

詳細はこちら。

12th Thai short film and video festival 公式ホームページ

Thai Film Foudation ホームページ


『絵の裏』ミュージカル上映中!
これまたちょっと気になる舞台です。
これも7月にタイに行ったときに話題になってたんですよね。
いよいよ開幕したそうです。

Behind the painting musical
copyright: Senario

『絵の裏』(Behind the Painting、ข้างหลังภาพ)のミュージカルです。

シーブラパーの階級差、年齢差を超えた男女の愛を描いた文学作品をもとにしたものです。映画好きのみなさんは故チャード・ソンスィー監督の映画作品としてご存知かもしれません。

Behind the painting movie
copyright:Cherdchai Pictures
こちらは映画版。私も好きな作品です。

日本人だからもあると思うのですが、この作品をタイ人から勧められることが多い気がします。なぜなら舞台が日本だから。かくゆう私も初めて映画をみたのはタイ人の友人から薦められてでした。

特に風光明媚な御岳渓谷は、この映画を観たタイ人の多くが行きたいという場所のひとつですね。私も以前、友人のタイ人を連れて行ったことがありますが、かなり喜んでました。新宿からも一時間ちょっとで行けるのでお薦めの観光地です。東京にもこんなに自然があるんだーとタイ人も驚きますよ。

さて、今日は『絵の裏』ミュージカルのお話ですが(もちろん、私は観ていないのですが・・・)、

私のお薦めポイントは3点、

1.有名な文学作品で日本語訳(by小野沢正喜さん&小野沢ニッタヤーさん)も出版されているので予習してもいけますし、タイ人の友達とも感想をシェアすることが出来ますね。

2.主演はあのBie the Star。「I need somebody」で一躍国民的な歌手となったビーくん。ドラマ「Huajai Sila」では主演を務め、今回はミュージカルの主演ともうスターダムを一直線に駆け上がってますね。日本人のファンも結構いるとききます。

3.なんと日本語字幕つきのミュージカルです!
もちろんすべての公演ではないのですが、こちらのタイチケットメージャーのホームページで確認できます。
ホームページの右下のほうに日本語で「木曜日(午後)14:00 日本語サブタイトル」って。
ちなみに水曜日、金曜日、日曜日の19時半の回は英語字幕もあるそうです。

こちらの公式ホームページでスケジュールや会場(タイカルチュラルセンター駅前のEsplanadeの4FにあるMuang Thai Rachadalai劇場)の地図なども確認できます。英語もあり。
Khang Lang Parbミュージカル公式ホームページ

劇評もでてます。
Daily Xpress: Gotta sing, gotta cry

公演は9月14日まで。ぜひぜひ観に行って欲しい舞台です。あー私も観に行きたいなー。

トレーラー



『THIS AREA IS UNDER QUARANTINE』 追加日は9月1日
『THIS AREA IS UNDER QUARANTINE』 8月27日上映
『THIS AREA IS UNDER QUARANTINE』 8月27日分売り切れ
で書いたタンスカ(Thunska Pansittivorakul)監督の新作『THIS AREA IS UNDER QUARANTINE』(英語字幕付)の上映会追加日は9月1日だそうです。

this area is under quarantine
copyright:Thunska Pansittivorakul

詳細はthaiindieのホームページをご覧ください。

thaiindieのホームページ

タイアート@東京国立博物館
もう1ヶ月ちかく前となりますが、日本に帰国してからすぐくらいに
上野にある東京国立博物館へいってきました。

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一番の目的は表慶館での『フランスが夢見た日本』展というセルヴィス・ランベールとセルヴィス・ルソーが北斎、暁斎、広重などの画集をもとに描いた陶器の展示で、元絵となったものとの比較展示でした。今年が日仏交流150周年記念ということで、オルセー美術館のコレクションが特別展示されたそうです。陶器だけでなく北斎などのオリジナルと見比べられてとってもよかったですよ。(展示はすでに終ってます。)

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こちらが表慶館

で、そのついでといってはなんなのですが、国立博物館なんてめったにいかないので(たぶん私は3年ぶりくらいです)いってきましたよ、東洋館も。タイのことを中心に書いているブログですからね。私はあまり国立博物館のしくみを知らなかったのですが、特別展の券だけで、常設展もみられるものなのですね(特別展の入り口ではチケットチェックがあるので、その逆はできないようですが)。

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こちらはアジアギャラリーの東洋館。アジア地域の古代美術を中心とした展示です。意外にもこちらはフラッシュなしでの写真がOK。紀元前何世紀のものなんてのもあるのですが、大丈夫なんでしょうか。

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タイ美術でしたら「東南・南アジアの美術と考古」というセクションに「タイ北部の青銅器文化」と題した土器や青銅器の展示がされています。

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また私が訪ねたときは特別展で蒟醬(キンマ)という(タイではキンマークと呼ぶそう)江戸時代に日本にタイから伝わった漆器の展示がされていました。茶の湯でつかわれたそうです。

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東洋館では見かけませんでしたが、これまたお茶の世界ではスワンカローク(サンガローク)焼(日本では宋胡録焼といいますね)の柿香合が、アユタヤ時代に伝わってますし、お茶の世界と東南アジアって意外と面白いつながりがあるかも。ちなみに柿香合ですが、実際は柿ではなくマンゴスチンなんですよ。

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こちらはアユタヤにあるアユタヤ歴史研究センターに展示されてる柿香合です。

〜追記〜
9月15日まで町田市立博物館にて『木内宗久寄贈記念 アジアを慈しむ−茶人の眼と東南アジア陶磁』という展覧会が開かれているそうです。
〜〜〜〜


そのあとは本館での『特集陳列 六波羅蜜寺の仏像』もちょっとのぞきながら、一度ちゃんと仏教アートも勉強しなくちゃなーなどと思ったのでした。タイの博物館とかいくたびに自分があまりに仏教アートを知らないことに愕然とするので・・・(笑)。

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本館には寄贈者顕彰室というスペースもあって、そこでタイ芸術局やらダムロン親王の名を発見して思わずパシャリと一枚。見つけられますか?
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博物館ってたまにいくと面白いですね!みなさんも夏休みの思い出にいかがですか。

東京国立博物館ホームページ


『ブンチュー9』まであと一週間!
タイ映画、この夏一番の目玉作品といえば、私はこれだと思ってます!

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copyright: fivestar production

『Boonchu 9(บุญชู 9 ไอ-เลิฟ-สระ-อู)』 
アイ・ラヴ・サラ・ウーってなんかかわいい。(サラ・ウーとは母音のウー。ブンチューのウーかな)
来週28日からいよいよ公開です。

ご存知、80年代後半から90年代にかけて大ヒットしたバンディット・リッタコン監督の代表作ブンチューシリーズの最新作です。一番最初の『ブンチュー1』が1988年にリリースされたので、今年はちょうど20周年。そういうこともあり今回『ブンチュー9』がつくられたようです。

ちなみにシリーズは『ブンチュー8』(1995年リリース)まで制作されたのですが、実際はブンチュー3とブンチュー4はなく(本当は全くないのではなく、シリーズ5の最初にエピソードとして3と4が少しだけ入ってて、映画1本としてはつくられてない、マーケティングのためにとばしたらしいけど、どういうマーケティングなんだろう?)、全部で6本の映画がリリースされてます。

6月に訪タイしたときにブンチューシリーズのコレクターズ版DVDボックスを買ったと書きましたが(タイ映画DVDの買い出し)、こちらもすでに見終わりすっかりブンチューファンになりました。ちなみにDVDはリマスターされており、映像もきれいです。(詳細→Fivestar remastered

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ブンチューシリーズのポスター。コレクターズボックスにはこのポスターと同じポストカードが6枚入ってるんですよ(他にも鉛筆とか定規も)。このデザイン、なかなか味があって好きです。

ブンチューとはある青年の名前で、彼が大学受験のためにスパンブリーからバンコクへ上京するところからシリーズははじまります。その後、受験、進学、大学生活などいろいろあるのですが、シリーズが進むにつれて彼らも成長し、まさに当時同じ世代だった青年たち(現在40歳代前後の世代)はきっとブンチューと青春を歩んだんだろうなと思わせます。

ドタバタ青春コメディのシリーズものなので、毎度おなじみのギャグだったり展開も基本的に似ているので、映画作品としては大傑作というほどではないと個人的には思うのですが、やはりずっと見てると愛着がわいちゃいますねー。ブンチューの純粋な性格もいいけど、モーリー(チンタラー・スカパット)が超かわいいです。

またブンチューがスパンブリー出身ということで、ウワサのスパン訛りをきけるのがなんか嬉しかったです。ブンチューの仲間はタイ北部、東北部、南部出身でバンコクの大学受験で知り合うわけなんですが、この中で訛りで笑われるのはブンチューだけ。スパンブリーは一応タイ中央部に位置しておりアユタヤ県のすぐ隣なのでバンコクからもそれほど離れているわけではないのですが、その方言はかなり強いとウワサにきいてました。外国人の私からしてみるとかえってわかりやすい気もするけど(笑)

スパンブリーは元首相のバンハーン・シラパアチャ氏の出身地として有名で、彼のお陰でタイで一番きれいな道路が通ってるという場所なのです(この話、タイ語の授業で読みました)。別の大学の先生なんかは、日本の首相が故郷に新幹線の駅をつくりたがるのと同じだねなんて笑ってました。是非一度、スパンブリーいってみたいです。

さて話はそれましたが、8月28日からタイで公開する『ブンチュー9』は、実はこのオリジナルのブンチューシリーズの面々も出演するのですが、主役はブンチューの息子世代。そう、もう最初のシリーズから20年も経ち、ブンチューもパパなのです。ブンチューとモーリーの息子ブンチョー(ク)に抜擢されたのはアーティー(Thanachart Tulyachat)、18歳。若ぇ。さらに相手役はペンエーク監督の『Ploy』でアフロ姿が印象的だったサイパン。チェスダーグリルの制服がちょっと萌えっぽい。それ以外にも、『早春譜(Seasons Change)』、『夏休み ハートはドキドキ(Hormones)』でFeel Good映画の常連となりつつあるワン(Ratchu Surachalas)と面白そうなキャストとなってます。

ちなみにトリビアではないですがDaily Xpress: All in the familyのよると、バンディット監督は当初、ブンチョー役に『サイアムスクエア(Love of Siam)』のマリオを考えていたそう。確かに旬な二人だけど、そしたらマリオとサイパンで『Friendship』みたいになっちゃうし、ブンチューとモーリーの息子がマリオってのもちょっと違う気もするので(マリオのお父さんはドイツの方なので)、ま、今のこのキャストでいいんじゃないかと。マリオのスパンブリー方言も聞いてはみたいけど(笑)

個人的には、オリジナルのシリーズをみてすっかりブンチューたちに親しみがわいてしまったので、脇でブンチューやらモーリーやら昔の仲間たちがどうからんでくるのかが非常に楽しみ。お父さん世代と息子世代がいっしょに映画を観に行けるそんな作品になってることを信じてます。

あー、早く見たいなー。(私はDVD化されるまで待つほかないようです)

もっと詳しく知りたい方は、こちらのオフィシャルホームページをどうぞ
Boonchu 9 Official Website

トレーラー(スパンブリー方言もどうぞ)


ミュージックビデオ
かなりキャッチーなので一度聴けばおぼえてしまいます。ヒットしそうな予感。


タイ映画『心霊写真』のリメイク『シャッター』の日本公開は9月6日
前回『The Coffin』について書いたので、
その関連でホラー映画の話題をば。
ホントはホラー映画、あまり得意じゃないんですけどね(笑)。

かなり前に、「タイ映画『心霊写真』のリメイク版、全米公開へ」で書きましたが、タイ映画『心霊写真』のハリウッドリメイク版『シャッター』がいよいよ日本でも公開されます。公開日は9月6日。まだまだ残暑が厳しいですから、こわーい映画を観て暑さをふき飛ばすのもいいですね。

奥菜恵さんのハリウッドデビュー作としても大きな話題になってます。

『シャッター』を観にいく前に『心霊写真』で予習するのもあり、
見終わってから見比べるのもあり。

そういえば『心霊写真』の主演もアナンダでしたね。タイ映画の中でもかなりレベルの高いホラー映画です(そして、もちろん怖いです)。

詳細はこちら
『シャッター』公式ホームページ

『The Coffin』、明日8月21日〜タイで公開
明日は『アーカー・プー・ナーラック』のタイリリース日でもありますが、もうひとつ話題のタイ映画が公開となります。

coffin.jpg
copyright:NGR/ GEG/ Scorpio East

『The Coffin(โลงต่อตาย)』です。

日本でも『ビューティフル・ボーイ(英題: Beautiful Boxer)』が公開されているエカチャイ(Ekachai Uekrongtham)監督の3作目です。昨年の『Pleasure Factory』は日本でも人気上昇中のアナンダ・エヴァリンハム主演でシンガポールを舞台とした話題作でなかなか見がいがありました(タイ語は全くきこえませんでしたが)。そして今回もアナンダを起用、さらには中華スター『天使の涙』のカレン・モクを主演に、さらにはAndrew Lin、Napakprapha Nakpasit、そして日本からは渋谷亜希さんが出演されている汎アジアな作品です。今年のカンヌでプレミア上映され、すでに韓国では7月に公開済み、中華圏でも公開されるそうですし、これはきっと日本でも一般上映される可能性高いんじゃないですかー。

お話はタイに実在する、悪いカルマを変えるために生きたままお棺に入る儀式をもとにしたホラー映画だそうです。トレーラーだけでもかなり怖いです。これだけでも十分暑さを吹き飛ばしてくれます・・・。ホラーはあまり得意じゃないんですよ、わたし。

それにしても、アナンダはすごい勢いで映画に出演してますね。これから公開される作品もありますし。

詳しくはこちらをどうぞ。

The Coffin オフィシャルホームページ

โลงต่อตาย (The Coffin) @ Thaicinema.org(タイ語)

トレーラー



私も好きなPotetoがこの映画のテーマ曲ยื้อを歌っています。今年の東京のタイフェスにもきましたよ。



『The Convert』@第12回タイ短編映画祭
前回、前々回とタイ映画と宗教についてちょこっとみてきたので
是非、こちらの作品も紹介したいと思います。

今月末からはじまる第12回タイ短編映画祭(12th Thai Short Film and Video Festival)にて、
パーヌ・アリーさん(加えて、昨日も紹介したバンコクポストのKong RithdeeさんとKaweenniphon Ketprasertさんが共同で監督を務めてます)の新作『The Convert(มูอัลลัฟ)』が上映されます。มูอัลลัฟとは新たにイスラム教徒になること、イスラム教に改宗することを意味する単語のようです(オンラインのタイ語辞書には載ってなかったのですがググるとそういった意味が出てきました)。

バンコクに住む仏教徒の女性がタイ南部サトゥン県出身のムスリムの恋人と結婚を決め、バンコクでの仕事も家族も離れタイ南部へ移住するという記録映画とのことです。

と、ここでふとどこかで聞いたことのある話だなーと思ったのですが…この女性のバンコクでの仕事は古着販売と雑誌の編集…え、もしかしてこの女性って、タイ在住の日本人ならみんな知ってる某フリー誌の方ではないでしょうか。私もタイ在住のときはよく読んでいたのですが、彼女はD誌の名物編集者だったので、彼女が編集から離れるときによくその話がD誌の記事でよく語られてて(ムスリムの男性に嫁ぐとか、そのためにお辞めになるとか)、名前も同じみたいだし。もちろん確かではないのですが、そうだとしたらD誌でも特集くむかな?

ちなみに、この作品は昨年、釜山国際映画祭のAND (Asian Network of Documentary)のファンドを獲得した作品です。

第12回タイビデオ&短編映画祭は8月29日〜9月14日までの予定。この作品は5つのドキュメンタリー映画上映のプログラムで公開されるようです。

詳しくはこちら。

5 different tastes from 5 documentaries @ Bioscope community

The Convert @ THAICINEMA.org

第12回タイビデオ&短編映画祭に関してはまた別の機会に詳しく書きます!

関連記事:
Bangkok Blog by Panu Aree
パーヌ監督 回顧上映会


もしかしたらタイでは観られない!?『Citizen Juling』@トロント国際映画祭
さて、昨日の続きです。

『In the Shadow of the Naga』に加え、もうひとつ話題のタイ映画作品がトロント国際映画祭で上映されます。

citizen juling
『Citizen Juling(พลเมืองจูหลิง)』です。
(このポスターだけですでに検閲ひっかかりそう・・・)

『Citizen Juling』はタイ南部のナラティワート県でアートを教えていたJuling Pongkunmulさんという仏教徒の女性が、テロリストによって誘拐された後に危害を加えられ、意識不明となりその8ヶ月後に亡くなったという有名な事件を扱った記録映画です。その政治的な内容からも、タイで一般公開されるのは難しいのでは思われる作品。220分の長編記録映画です。

Ing K、Manit SriwanichpoomそしてKraisak Choonhavan議員という知る人からするとこれゃすごいと思うメンバーがつくりました。

Ing Kさんは作家、画家、映画監督とマルチに活躍する女性アーティスト。映画関係では『Thailand for Sale』(1991)で脚本、そして『Green Menace: the Untold Story of Golf』(1993)、『Casino Cambodia』(1994)、『My Teacher Eats Biscuits』(1998、検閲委員会に引っかかった作品)では監督もしています。 監督としては約10年の歳月を得ての今回の『Citizen Juling』です。

Manit Sriwanichpoomさんはご存知、ピンクマンシリーズで国際的に有名な写真家の方です。以前、ギャラリー巡り シーロム編で紹介したKathmandu Photo Galleryのオーナーでもあります。彼の写真もかなり政治的な内容を含んでいます。作品を観たい方はぜひこのギャラリーへ行かれるのをお薦めします。

そしてKraisak Choonhavanさんなのですが、故チャチャイ元首相(Chatichai Choonhavan)の息子さんで、現役の政治家の方です。実は私、7月にタイに行ったとき韓国人の友人の絵画展「Still-life still life art exhibition」のオープニングでKraisakさんの姿を拝見しているのですね。まさかこんなすごい映画をつくっている方だとはつゆ知らず、それにけっこうな大物だと友人から聞いたので、話しかけなかったのですがもったいなかったかも。彼はJulingさんの絵画展も企画したそうで、どうやらアートには造詣の深い方だったよう。また、彼が警察や軍隊といった権威と闘う政治家という立場もあり今回の記録映画もより人々の中に入っていけたようです。

Kraisakさんのホームページ(タイ語)

映画の内容、背景、そしてインタビューに関しては、このブログではおなじみのBangkok Post映画批評家のKong Rithdeeさんの記事がとても詳しいので、是非読んでみてください(英語です)。

Uncompromising documentary examines the troubles in the South, using the abduction and subsequent death of an innocent teacher as a focal point

『In the Shadow of the Naga』と『Citizen Juling』という話題作をもってきたトロント国際映画祭。タイ映画ファンなら是非、注目しておきたいです。また、今後タイでの公開などがあるのか、これからもニュースなど追っていきたいと思います。

もしかしたらタイでは観られない!?『In the Shadow of the Naga』@トロント国際映画祭
9月は、日本での

9月5日〜7日 第4回アジア海洋映画祭イン幕張
9月12日〜21日 アジアフォーカス・福岡国際映画祭2008
9月27日〜 タイ式シネマパラダイス@シネマート心斎橋

さらにバンコクでも

8月29日〜9月14日 第12回タイ短編映画&ビデオ祭
9月23日〜30日 バンコク国際映画祭2008

とタイ映画好きにはたまらないような月になりそうですが、
やはり9月に開催されるトロント国際映画祭では、タイでは観られないかもしれないタイ映画がワールドプレミアで上映されます。

しかもトロント国際映画祭といえば、世界三大映画祭に届く勢いの超有名映画祭。そこでタイ映画が上映されるというのだけでもすごいことなのですが、それがタイ仏教のタブーを扱っててもしかしたらタイでは公開されないかもとなるとさらに話題は大きくなります。

今回は映画会社による自主規制なので、以前の『世紀の光』とはまたちょっと違いますが、でも根本的なことは同じじゃないでしょうか。

Daily Xpressの記事です。
Breaking taboos

その話題となっている作品は、『In the Shadow of the Naga(นาคปรก)』。3人の強盗が盗んだ金を寺の庭に埋めたのだが、戻ってきたときにはそこに僧院が建っており、しかたなく3人は出家して僧院に忍び込むといった内容のアクション作品だそうです。

具体的にどのシーンがダメだとかは書いていないのですが、強盗が僧侶に扮するといったところや、あとはアクション映画だし僧侶が暴力を振るったりとかあるのですかね。記事によると、製作会社のサハモンコン・フィルム・インターナショナル社は仏教のタブーを犯しているのでタイでのリリースは不適切だと考えているとのこと。って海外だけで上映するつもりなのでしょうか。もちろん監督はそういう意図はなくつくっているのだといいます。

そういえば、21日にようやく公開される『アーカー・プー・ナーラック』も4年の歳月を経て、こうして上映にこぎつけたというくらいでしたが、作っても上映されないということはよくあることなのでしょうか。タイ芸能ライターの白田麻子さんのインタビューによると、『アーカー・プー・ナーラック』が公開延期になってたのは配給会社がセールスポイントを見つけられなかったからとのこと!そんな・・・と落胆してしまうのは私だけでしょうか。

『In the Shadow of the Naga』を観ていないので(トロントがワールドプレミアです)なんともいえないのがもどかしいですが、やはりちょっと残念でなりません。コメディ映画でも観ようによっては仏教を冒涜しているようにみえるようなシーンがある作品が検閲を通りリリースされているのに、シリアスな内容になるとこうして(自主的だとしても)検閲・規制が入ってしまうとは・・・。まだこの作品に関しては「タイで観られない」と決まったわけではないのですが、ひとつ、検閲や自主規制について考える機会を提供してくれる作品なのではないかと思います。

ちなみにこの『In the Shadow of the Naga(นาคปรก)』のPhawat Panangkasiri監督は『Orahan Summer(อรหันต์ซัมเมอร์)』というコメディ作品でも仏教を扱ってて(子供らが夏休み中に仏門に入る話)、きっと「仏教」に関心の強い映画監督なのではないかと思ってます。ちょっと注目。

しかも『In the Shadow of the Naga(นาคปรก)』では3人の強盗をSomchai Khemklad(『Killer Tattoo』の主演)、Ray MacDonald (『Fun Bar Karaoke』の主演) Pitisak Yaowananon (『Ai-Fak』や『Krasue Valentine』で主演)という、超実力派俳優が演じているので、もうそれだけでも絶対みなきゃと思っちゃいます。

トロント国際映画祭は9月4日〜13日まで。さすがに私はいけないですが・・・(涙)

オフィシャルホームページ
トロント国際映画祭:Asian Titles Join Lineup For 33rd Toronto International Film Festival

ちなみにトロント国際映画祭では、『In the Shadow of the Naga』以外にもタイ映画は『チョコレート』と『Citizen Juling』が公開されます。特に『Citizen Juling』はこれまたとても重要かつ、タイでは公開されないであろう作品なので、また次回改めて書きます。