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taka

Author:taka
2005-2007年バンコクのチュラロンコーン大学(修士)へ留学してました。専攻はタイ地域研究。修論はタイ映画、タイ現代アートを含むタイ現代文化について。

ブログではタイ映画やタイアートのことを中心にタイに関することを書いてます。メコン圏やアセアンの文化もご紹介したいと思ってます。

現在は都内の旅行会社でMICE(イベントや展示会、見本市)の仕事をしています。いつか自分でタイ文化のイベントとかもできればいいな。

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อินดี้ & ยินดี なこと。タイの映画とかアートとか。
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僕たちのサイアム その2
(今回は映画 Love of Siam のネタバレがあるので、まだ観てない方は、お気をつけください。)

2007年が、サイアムにとって象徴的だった年だったと思うのは、

センターポイントがなくなったこと、

私が大学院を修了したこと、
(超私的な理由です 笑)

そして、この映画でしょう。

『ラックヘーンサヤーム(Love of Siam)』
かってな邦題『サイアムの愛(仮)』

Love_of_siam_poster.jpg

copyright 2007 by Sahamongkol Film International

実質的に、サイアムスクエアのセンターポイントをおさめた、最後の映画でしょう。

この映画、2007年のSubhanahongsa Awards(タイのアカデミー賞)で16部門のうち13部門にノミネートし、作品賞を含む3部門で賞を取りました。

Best Picture, Best Director and Best Supporting Actress (Chermal Bunyasak)の3部門です。

観た人ならご存知かもしれませんが、
この作品、なかなかやります。

1.マーケティング

タイの映画って、日本みたいにタイアップがあまりないし、
せいぜいテレビ番組とかコマーシャルくらいで、
よほどの作品でない限り、いつの間にか公開され、いつの間にか終了してて、
宣伝活動は、あまり盛り上がってない気がします。

この作品の場合、
マーケティング戦略として、当初、高校生の青春ラブコメとして売り出されました。

ポスターには可愛らしい男女2カップル、
予告編でも、いかにもなラブコメが展開されていました。
ちょうどGTH社系の青春モノが大成功していたので、それと同系列なのかと思ってました。

そして、実際に映画を観に行ってみると・・・

なんと!

ゲイ&家族崩壊をテーマにした映画だったんです!!

実は私は観る前にちょっとウワサを聞いていたので知ってたのですが、
映画館の観客の反応は、
”衝撃”というか、
こう、高校生の男の子2人のキスシーンに、
どう対処していいのかわからない、
そんな雰囲気が漂ってました。

クスクス笑いが多かったのですが、
こういうときって笑っちゃうもんなんですかね。

2.上映時間

2時間以上です。150分くらい。
タイ映画としては、かなり長いです。

それでもすごいのが、その時間を感じさせないこと。
はいっていけます。

ちなみに、2008年1月からディレクターズヴァージョンが上映されていたのですが、
そっちのほうは、なんと3時間以上。
それでも、熱狂的なファンが多く、連日満員だったようです。
(少なくとも私が観に行ったときは、本当に満席でした。タイでは珍しいです。)

3.これこそ、タイの縮図です。

飲んだくれのお父さん、
稼ぐお母さん、
わがままなハイソ系女の子、
カッコいい男はみんなゲイ、
それを追いかける夢見がちな女の子、

ああ、タイ。

4.タイ初のクリスマスムービーです

暑くても、クリスマスはあるのです。
仏教のイメージが強いタイで、
主人公トンのおうちがキリスト教徒という設定であり、
新鮮かつ斬新です。

5.音楽もよい

バンドの話なので、音楽がいっぱいです。
オリジナル・サントラの出来もよく、
私もけっこう聞きこんでます。


この映画、タイトル通り、
サイアムが舞台です。

知ってる場所がたくさん出てきて、
ムッチャ盛り上がります(私だけ!?)。

タイ人の友人も、この映画を観ながらノスタルジーに浸ってました。
バンコク市内の高校生は放課後、サイアムで出て遊ぶんだといってました。

というのも、サイアムには有名な予備校、塾があり、
学校が近くになくても来る子が多いようです。

また、この作品は、
たしかにゲイをテーマにした映画なんだけど、
あまりアクは強くなく、
どちらかというとボーイズラブっぽい雰囲気です。
青春ラブコメという点では、決して嘘ついてません。
だからゲイはもちろん、腐女子のみなさんも気に入ると思います。

実際、私がオリジナルバージョンを見にいったときは、
ほとんど男女の若者ばかりでした。
(この時点で、ゲイのお話であることを知らないからだともいえますが)

その後、ディレクターズカットを見にいったときは、
8割くらいがゲイ(あくまで見た目と雰囲気ですが)、
残りが高校生や大学生の友達同士みたいな感じでした。

また、同性愛の観点だけでなく、
家族を描く作品として、とてもよくできていると思います。

思うに、タイではかなり広い観客層に受け入れられたようです。
Subhanahongsa Awards(タイのアカデミー賞)で作品賞を、
とってしまうくらいですから。

監督は、前作の『レベルサーティーン(13 Beloved)』も好評で、
日本でもDVDで観られる数少ないタイ映画作品の一つになってます。

そして、この監督、若いです。
1981年生まれ!まだ20代ですよ!
名前は、Chukiat Sakweerakul、
映画関係者は、この監督に目をつけておいたほうがいいですよ。
(私は監督の知り合いでも関係者でもありません)

本場のアカデミーでも、
『ブロークバックマウンテン』がいい線までいったように、
良質なゲイ映画が、セクシュアリティーを超えて、受け入れられているようです。
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