. SIAMESE INDY 『ワンダフル・タウン』を観てきました。
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taka

Author:taka
2005-2007年バンコクのチュラロンコーン大学(修士)へ留学してました。専攻はタイ地域研究。修論はタイ映画、タイ現代アートを含むタイ現代文化について。

ブログではタイ映画やタイアートのことを中心にタイに関することを書いてます。メコン圏やアセアンの文化もご紹介したいと思ってます。

現在は都内の旅行会社でMICE(イベントや展示会、見本市)の仕事をしています。いつか自分でタイ文化のイベントとかもできればいいな。

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อินดี้ & ยินดี なこと。タイの映画とかアートとか。
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『ワンダフル・タウン』を観てきました。
今年の東京国際映画祭で上映されている唯一のタイ映画作品『ワンダフル・タウン』をみてきました。

wonderful town

先日も書いたとおり、二回の上映も月曜日の夜遅くと水曜日の昼というなんとも観に行きにくい時間だったのですが、昨日(水曜日)に偶然にも都内に出る用事があり、観に行くことが出来ました。

この『ワンダフル・タウン』、各国の映画祭で上映され、賞も受賞してるかなり話題の作品なもんで、ずーっとみたかったんです。6月にタイにいったときもちょうど期間限定で上映されていたのが終ったところで、見逃してしまったのをガッカリしてたので、ようやく観ることができてとても嬉しかったです♪

ちなみにこの作品やアーティット監督についてはここがとても詳しいです(英語)。

Thaicinema.org: Aditya Assarat's profile and filmography

さて、率直な感想ですが。

(この先、少しネタバレもありますのでご注意)
作品としては大好きです。かなり自分好みです。

インド洋大津波で被害を受けたパンガー県にある海辺の町Takua Paにやってきた建築家のTon。復興計画のための建築現場の監督として町に2ヶ月ほど滞在するTonは、安ホテルに泊りそこでオーナーの女性Naと出会います。そしてふたりは魅かれあうのだが・・・。

2004年のTsunamiですべてを失ってしまったこの町は、娯楽もなく寂れたゴーストタウンのような雰囲気が漂います。そんな状況だからこそ生まれたTonとNaの恋心、そしてそんな町で気持ちのやり場のないNaの弟Witと若い男たち。

そんな独特な雰囲気をとらえる映像がとても素晴らしいんです。そのままポストカードにでもなりそうな写真のような美しいシーンの数々にすっかり引き込まれました。ちなみに撮影はUmpornpol Yugalaとクレジットに挙がってて、MR(モムラーチャウォン)の称号ももっているようなので、もしかしたら『ナレースワン大王』のユコン監督のご親戚の方なのかな。ユコン監督はたしか娘さんのM.R Srikhumrung Yugalaと息子さんのM.R Adam Yugalaはオーストラリアでフィルムを学んでらっしゃったと思いましたが・・・

ティーチインの際に「これはタイ人観客向けでなく、外国の客やメディア向けの作品ですか」といった質問がでるくらい、いわゆるアート系タイ映画で、商業作品のアクションやコメディ、ホラーといったタイ映画とは異なります。でもペンエーグ監督やアピチャッポン監督の作品をタイ映画の代表みたいにとらえてる人には、とってもタイ映画的な作品だと思いますが。
だからこそペンエーグ監督やアピチャッポン監督も大好きな私が、この『ワンダフル・タウン』もとっても気に入ったのは当然なわけです。

ただひとついうとしたら、このペンエーグ監督やアピチャッポン監督に似ているところが、ある意味ちょっと不満でもあります。TonとNaが自然の中でゴザをひいてまどろむところなんかは、アピチャッポンの『Blissfully Yours』を彷彿とさせるし、最後の展開なんかも、あれっペンエーグの『Ploy』みたいなんて思っちゃうわけなんです。あとShimizu Koichiさんのスコアが流れてくると、もうキターという感じで。

いいんですよ。好きなんですよ。音楽も撮影もとってもいいんですよ。アピチャッポンやペンエーグ作品をよりわかりやすく、そしてロマンチックにした作品だと思います。最後の展開はかなりシュールですが。でもいい作品だと思います。オススメしたいです。

ティーチ・インにはアーティット・アッサラット監督、プロデューサーのジェットニピス・チーラクルチャンユットさんがいらっしゃいました。監督は15歳から海外留学をされていたので英語がとっても流暢なので、通訳は日英の方だったのですが、ジェットニピスさんはタイ語で話され、それを監督が英語に訳して通訳が日本語へ。なんかね、監督に通訳させるのもいかがと思いますが・・・。

以下、ティーチインの内容を簡単に。

・監督もプロデューサーも長編を撮るのはこれがはじめて。
・いくつかの映画祭で賞をとり賞金をもらったので赤字ではないが、ただ興行で儲けているわけではない(司会者の方が質問されたのですが、そんな儲けているのかなんてことまできいちゃうんですかね・・・)
・タイ人や外国人の観客をターゲットにするとかではなく、自分たちのために自分たちの好きな作品を撮った。
・Takua Paの町と出会い、それがインスピレーションとなりそこで撮影しようとなった。
・津波の映画としてとらえられることが多いが、あくまでラブストーリーを撮ろうと思った。
・主人公のふたりを含め出演者はみなアマチュアである(この辺もアピチャッポン監督と似てますね)。また主人公のふたり以外は地元の人を起用した。ちなみにNa役の女性は普段はツアーガイド、Ton役はバーなどでギターを弾いている。そのため、役者を決めた後、Tonの役をミュージシャンを目指していた男性とした。

上映後に映画館のロビーでプロデューサーのジェットニピスさんとお話しすることが出来て感想をいうことができました。個人的な質問、タイ南部の作品なのに、なんでNaの家族らは南部方言で話してないのかという質問をしたのですが、Naの家族自体がここに移り住んできたという設定だそうです。あと、あのホテルは、現在でも普通にホテルとして営業しているとのこと。ぜひあの部屋に泊ってみたいななどと思いました。

監督もプロデューサーも初めての東京だそうで残りの滞在をぜひ楽しんでほしいですね。これだけ外国で上映されている作品なので東京が初めてとは意外でした。

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この記事に対するコメント

おお~ついに見れましたか!
この作品について話せる(現状では数少ない)日本人が増えてうれしいです
私も別の日に見て(プレス試写)周りのアジア映画に関わっている方たち
も口々に『おもしろい』と言ってました。
でも、確かにアピチャー(ト)ポンと似た傾向もあるけど、
それは別に影響とかでは余りないと思います。
シュールなエンディングなんて、正にアディトヤ調。
以前のイサーン人主人公の短編は日本の衛星チャンネルシネカフェ?
ほか世界各地で上映されてますが、唐突な人生の結末、っていう感じの
ストーリー、繰り返し撮ってますね。
まあ音楽、編集が同じチームなので、当然共通点は大いにありますね。
ま、タイのアート系映画の優秀なスタッフが集結したってところでは。


【2008/10/25 13:01】 URL | みゃう #Ei04aunU [ 編集]

ようやくです!
ぜひ監督の短編作も観たいですー。
海外留学やスタッフなども含めて、タイではあまり評価されないけど国際的には有名系(!?)タイ映画監督ということで共通点が多く、似てるのかなと思ったんです。
でもあのシュールな感じは確かに独特だし、最後のチュチュを着た女の子たちもよかったですし、個人的には上に書いたように画が好みです。初長編作品でこれだけの反響は、まさに大物の予感をさせます。
ここ最近(たぶんアピチャッポンの『世紀の光』以来?)個人的にグッとくるタイ映画がなかったので、なんかこの作品と出会えて嬉しくて、思わずプロデューサーさんに声をかけたんですよ。プロデューサーさんは以前、ピンパカさんの『One Night Husband』に関わってたそうで、やはりインディー映画の世界もつながってるなー(というか狭いだけかな)と思いました。たぶん日本でも他の映画祭や上映プログラムでかかりそうな気がしますね。
【2008/10/25 23:52】 URL | taka #- [ 編集]

見てみたいです!
storyにも興味がありますが、映像・写真がすごく綺麗ですよね!!!
写真家のUmpornpol Yugalaさんにすごく興味がありますが、この方の詳しい情報って何処かサイトに載っていますか?
日本に来て、展示会?みたいなの開かないのでしょうか?
ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください!!!
【2008/12/31 13:24】 URL | yoyo #- [ 編集]


yoyoさん、
私も調べてはみたのですがUmpornpol Yugalaさんの情報はネット上にあまりないようですね。ニックネームはPingで、San Francisco Academy of Artで映画制作を学ばれた方のようです。詳細は以下から。
http://poppictures.wordpress.com/2008/08/11/umpornpol-yugala-ping-cinematographer/
同じページから他の『ワンダフル・タウン』スタッフの情報も閲覧できます。
【2008/12/31 14:13】 URL | taka #- [ 編集]


takaさん、
情報有難う御座います!
もしかして・・・と思ってたのですが、Pingはやはり留学時代のお友達でした。
教えていただいたHPで確信できました!!!(写真で。)
今では全く連絡を取っていないのですが、留学時代に彼に撮ってもらった写真をみて”最近どうしてるのかな?”と思っていた所だったんですよね。。。

映画のstoryも気になったのでyou tubeで探してみたのですが、2分弱の物しかなく、
全てのstoryを見れませんでした・・・。。。映像が綺麗だったのでとても残念でした・・・
どうにか作品を見る方法がありましたら教えて頂きたいです!!!

【2009/01/02 01:43】 URL | yoyo #- [ 編集]


yoyoさん
なんとPingさんのご友人でしかも写真を撮ってもらっていたとは!
私の知る限り、日本で上映されたのはいまのところ東京国際映画祭だけかと思います。そのときに日本の配給会社やテレビの方がアプローチしたかどうかは存知あげないのでなんともいえないですね。
Pingさんのご友人であるなら、そのことをお伝えしてご本人やタイのプロダクションに連絡するのが一番早いかと。今後の上映予定とか、DVD化の予定とか教えてくれるかもしれないですし、タイの事務所などでみせてくれるかもしれません。
【2009/01/02 10:36】 URL | taka #- [ 編集]


takaさん
先日教えていただいたHPに取りあえずメッセージを残しておいたら彼からmailが来ました!!! 忙しいのか、内容としてはとりとめも無いことでしたが、私にとっては旧友と再度連絡が取れたことに嬉しく思っています!! takaさんのおかげです、有難うございます!!!

今後は、彼の活躍を日本で応援しつつ、友達関係も復活できれば!と思っています。
とりあえず、どうにか映像を見たいので、彼にお願いしてみることとします・・・

【2009/01/02 16:52】 URL | yoyo #- [ 編集]


yoyoさん
ネット経由で旧友と再会できたとは、なんと素晴らしい!!年初から縁起がよいですね!
私もyoyoさんのコメントがなければそのHPを検索しなかったですし、せっかくだから私も東京国際映画祭のときのお礼のメッセージを残してみようかと思います。
もし『ワンダフル・タウン』を日本で上映するようなことがあったら、そのときはぜひ教えてくださいね。
【2009/01/02 17:58】 URL | taka #- [ 編集]


takaさん
ほんっと、takaさんのおかげですよ。。。有難うございます!
今年は何だかいい年になりそうな予感がします。。

もし、Pingから日本での上映報告を聞いたら即ご連絡しますね。。。
またちょこちょここのサイトにも遊びに来ますね。(^-^)
【2009/01/03 10:52】 URL | yoyo #- [ 編集]


もしお役に立てたのなら嬉しい限りです。
これからもぜひ遊びに来てくださいね。
【2009/01/03 23:37】 URL | taka #- [ 編集]


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