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taka

Author:taka
2005-2007年バンコクのチュラロンコーン大学(修士)へ留学してました。専攻はタイ地域研究。修論はタイ映画、タイ現代アートを含むタイ現代文化について。

ブログではタイ映画やタイアートのことを中心にタイに関することを書いてます。メコン圏やアセアンの文化もご紹介したいと思ってます。

現在は都内の旅行会社でMICE(イベントや展示会、見本市)の仕事をしています。いつか自分でタイ文化のイベントとかもできればいいな。

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パーヌ監督 回顧上映会
(昨日の続き)

みなさん、来週末ですよ!

タイ・インディペンデント映画界で大活躍する2人の映像作家、タンスカ監督とパーヌ監督の過去の作品が一挙公開!!

thunska panu
copyright:thaiindie

Thunska Pansittiorakul & Panu Aree: A retrospective 2000-2008 videos compilation
日時:18-20 April 2008,
    19:00-23:00 PM
場所:VER Gallery
そして、入場は無料!


さて、昨日に引き続き今日は、パーヌ・アリー監督(P'トイ)をご紹介します。

パーヌさんもタンスカさん同様、マルチに活躍する映像作家さんで、
普段は、タイの大手サハモンコルフィルムにつとめる映画配給マンの方です。
特に、日本映画に強く、タイで、単館やアートシアターながらヒットする日本映画はたいてい彼のチョイスです。例えば、『誰も知らない』がタイでヒットしたのは有名。

私がパーヌさんを初めて見かけたのは、留学前のことでした。
御茶ノ水のスペースneoでタイの短編映画を上映するというイベントがありました。
それは、山形国際ドキュメンタリー映画祭の方が企画したイベントで、
そのときに山形がタイ映画を結構扱っていることや、
タイ映画の中でも、ドキュメンタリーがアツイということ知りました。
(タイの観客はあまりドキュメンタリー映画を観ないのですが、国際的に評価されている作品が多いです。アピチャッポンさんにしても、タンスカさんにしても、そしてパーヌさんにしても海外映画祭ではかなり常連です。)

そのイベントにパーヌさんがゲストでいらっしゃって、タイの記録映画の現状や、パーヌさん自身の作品『Once upon a time』を上映されました。当時は、私はただの観客のひとりだったので特にお話などもせず、のちのちタイへ留学してタイ映画財団にお世話になっていたときに、パーヌさんがタイ映画財団の元スタッフであり、いまでも財団と近しく活動をされているのを知りました。

またパーヌさんは映像作家、映画会社スタッフ以外にも、ライターとしてタイ映画について多く書いております。タイ映画財団が発行している「Nang Thai(タイ映画)」という雑誌にも多く寄稿されていたそうです。

のちに『Once upon a time』がいろんな国の映画祭で上映されていることを知りましたが、私が個人的に面白いなと思ったのは『In Between』という作品です。バンコクに住む4人のイスラム教徒の日常生活を撮影した記録映画です。パーヌさんご自身がバンコク出身のムスリムでもあります。

世界的に大きなニュースになっているのでご存知の方も多いと思いますが、タイではここ数年、マレーシアと国境を隣接する深南部の3つの県(ヤラー、パッタニー、ナラティワート)にて、イスラム分離派によるとされる、多くの爆弾事件が毎日のように起こり、仏教徒、イスラム教徒かまわず多くの民間人が亡くなっています。

しかし、『In Between』は決して南部のムスリムについて描いたものではありません。

彼がインタビューで答えるのは、「社会に引かれた線」*。マイノリティであるムスリムがどう生活をしているのか、それを如実に描いているのが、この『In Between』です。

(*“I did In Between because I myself feel how the line has been drawn in society --- in the world...After listening to what the subjects in my movie say, I realize that more or less those are the same things I want to say.” (バンコクポスト2006年5月19日「Straddling Two Worlds」より)

ちなみに、この『In Between』のタイ語タイトルは『ケーク』。「ケーク」とは中東やインドなどの見た目をした人たち(一部マレー系も呼ばれることがある)を呼ぶのに使われる言葉です。それはある国の人々をあらわす通称ではなく、タイ人でもインド系や中東系だと「ケーク」と呼ばれたりします。また「ケーク」には「お客」や「よその人」という意味合いもあり、タイ人でありながらよそ者扱いされることもあるムスリムを描き、社会的にも重要な作品となったと私は思います。

その一方、南部のマレー系ムスリムと、バンコクにすむムスリム(勿論、すべてではないですが、大昔にタイへ渡ってきた中東の血を引くムスリムの方が割と多くいます)の温度差というのも、実は、一考の価値がある問題だと思います。

タイのムスリムというと、ニュースで聞く南部のマレー系ムスリムを思い浮かべますが、その一方で、バンコクにも多くのムスリムが住んでいます。

そんなバンコクムスリムの生活を描くこの作品。
いろんな視点からみることが出来ます。

今回の上映会は、『In Between』はもちろん、パーヌさんの過去の作品を一度に見られる絶好のチャンスです。たぶん、私も見逃してる作品がいくつかあるはず…

パーヌさんの作品も、映画祭やプライベート上映以外では、めったにみることができません。
是非この機会、お見逃しのないよう。
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